その他

育児は大変か・大変じゃないか問題。私が思うこと。

お絵描き

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります。

生後1か月の乳児を育てているが、最近やっと子育てにも慣れてきた。

出産直後は軽いマタニティーブルーで訳もなく泣いたりもしたが、今はそれもなくなり、いつもの自分の心と体が戻ってきたなぁと嬉しく思っている。

世の中にはマタニティーブルーの他に「産後うつ」とか「育児ノイローゼ」とかいう言葉もある。幸い、今のところ私は該当しないが、それだけ育児でまいってしまうお母さんたちがたくさんいるということだろう。

一方で「育児そんなに大変じゃないよ」「毎日ヒマだよ」と言うお母さんも少なからずいる。この違いはどこからくるのだろうか。

今日は「育児は大変か・大変じゃないか問題」について、私が感じたこと・思うことを書いてみたいと思う。

育児は大変か大変じゃないか

育児は大変か、大変じゃないか。

私自身はどうかというと、「大変といえば大変だし、大変じゃないといえば大変じゃない」という曖昧な答えになってしまう。

出産前、さんざん色んな人から「産んだら本当に大変だから、今の内にゆっくりしておいた方が良い」というアドバイスをもらった。出産直後も「最初は大変だと思うけど、だんだん慣れてくるから頑張ってね」という励ましの言葉を沢山の先輩ママからいただいた。 おかげで「育児=半端なく大変」というイメージが私の中で出来上がっていたので、実際育児が始まってみると「あれ、大変は大変だけど、意外に大丈夫だな」というのが正直な感想だった。

だから里帰り出産をしたものの、退院から1週間で自宅に帰ってきてしまった。今は旦那と3人で暮らしているが、特に問題なく楽しく育児できている。

育児で私が「そんなに大変じゃない」と思うこと

私の場合、育児のひとつひとつの作業自体はそんなに大変じゃない。

数時間ごとにミルクをあげてゲップをさせたり、1日何十回もおむつを替えたり、何時間も連続して抱っこしたり、汚れたベビー服やタオル・ガーゼを洗濯したり。慣れるまでは手間取っていたが、慣れてしまってからは特に苦にならなくなった。

もちろんときには面倒くさく感じることもあるが、病んでしまうほどではない。 基本的なお世話の仕方は産院で教えてもらえたし、同じ産院で産んだ同期ママたちを見ていても、みんな退院するまでには一通りマスターしていた。だから育児の作業自体は私と同じで「そんなに大変じゃない=難しくない」と感じるママもそこそこいるんじゃないだろうか。

私が育児で「大変だ」と思うところ

私が育児で「大変だ」と思うところは2つある。

ひとつめは、「やりたいことがやりたいときにできないところ」だ。

赤ちゃんのペースに合わせて生活しないといけないので、「やりたいこと=自分の自由時間」という意味だけでなく、家事や食材買い出し、お風呂、トイレ、睡眠等、すべてのことが自分のやりたいときにできない。せっかく取り掛かっても、赤ちゃんが泣きだして、中途半端なところで中断せざるをえないことも多い。たまにならいいけど、これが毎日続くと結構ストレスだ。

私は自分の中で予定していた家事が思うように進まないとき、特にストレスを感じる。赤ちゃんなので仕方ないということは良く分かっているのだが、それでもストレスがたまる。自分だけのことならまだいいが、家事は旦那のためにもしっかりやりたいという思いがあるのでなおさらだ。

だから世の旦那様方は、仕事から帰ってきたとき、たとえ家事が全然できていなくても、奥さんを頭ごなしに責めてはいけない。

想像してみて欲しい。大事な顧客との約束があるのに、渋滞のせいで中々辿り着けなかったら。集中したい仕事があるのに、おしゃべりな上司から散々話しかけられ度々中断させられたら。

「仕事=やらなければいけないこと」を自分以外の何かが原因で予定通りにできなかったり、中断させられたりするのは、かなりのストレスだということが理解できるだろう。

ふたつめは、「赤ちゃんの命を預かっている責任があるところ」だ。

私は旦那と赤ちゃんと3人で暮らしているので、日中は赤ちゃんとふたりきりだ。だから赤ちゃんが泣いたらすぐに察知できるよう、常に神経と耳を働かせている。

ちょっと目を離したすきに、吐き戻してしまったら。一緒に寝ているときに、ふとんが口にかかって窒息してしまったら。ずっと泣いているけど、どこか体調が悪いのだろうか。ミルクの飲みがいつもより少ないけど大丈夫だろうか。とにかく育児というのは心配事が尽きない。 性格的に心配性だったり、責任感が強かったりする人は、人一倍「大変だ」と感じてしまうだろう。

「赤ちゃんにつらい思いをさせてはいけない」「万が一にも死なせてしまってはいけない」そんな無意識の強迫観念が、少なからず母親の頭の中には存在していると思う。

育児が大変か大変じゃないかは完全に人による

ある意味当たり前の話だが、「育児が大変か大変じゃないかは完全に人による」というのが私の結論だ。

だから「大変だ」という人がいても「大変じゃない」という人がいても何もおかしくはないし、人と比べることはナンセンスだと言いたい。

では育児が大変だと感じるお母さんと、大変じゃないと感じるお母さんの違いはどこにあるのだろうか。完全に私の勝手な意見だが、両者にあり得そうなことを箇条書きにしてみた。

<育児が大変だと感じるお母さんにありえそうなこと>

  • 心配性、完璧主義
  • 責任感が強い
  • 育児以外のことも完璧にこなそうとしている(家事、仕事等)
  • 自分以外を頼れる環境にない、あるいは性格的に頼れない
  • 赤ちゃんが比較的手のかかる子

<育児が大変じゃないと感じるお母さんにありえそうなこと>

  • おおらか、大雑把
  • ある程度適当
  • 育児最優先という意識が強い
  • 自分以外を頼れる環境がある、人に頼ったり任せたりに抵抗がない
  • 赤ちゃんが比較的手のかからない子

このようにお母さんの性格や赤ちゃんの性格、周りの環境など、育児の大変さに影響しそうな要素はいくつかある。

「育児が大変だ」と思うことは恥ずかしいことではない

育児にも「向き不向き」があって当たり前だと思う。

私は学生時代、国語がかなり得意で勉強しなくてもテストで高い点数を取ることができた。一方で数学は苦手だったので、かなり時間を割いて勉強したが、他の教科と比べるとテストの結果はイマイチだった。

反対に、国語はいくら勉強してもダメだけど、数学は大抵満点という友達もいた。

もうこれは生まれ持った性質で「向き不向き」だとしか言いようがない。 勉強に限ったことではなく、仕事も(営業向きか事務向きか等)、スポーツも(陸上で長距離向きか短距離向きか等)、何であろうが「向き不向き」は存在する。

それが子育てとなると、何となく「母親は育児を100%完璧にできなければならない」「育児がストレスなんて母親失格だ」みたいな風潮があるように思う。

どうして育児には「向き不向き」が認められないのだろう。 もちろん命が関わっていることなので、簡単に育児放棄して施設に預けたり、子どもを虐待したりということは認められない。

でも「育児が大変だ」とか「もういやだ」とか、悩みながらも一生懸命子育てしているお母さんは、「自分は母親失格!?」なんて思う必要はまったくないし、涼しい顔して子育てしているママが身近にいたとしても比べてはいけないと言いたい。

「育児が大変だ」と思うことは恥ずかしいことではない。むしろ、多かれ少なかれ「育児=大変だ」と思っている人たちの方が圧倒的多数派だと私は思う。

「育児が大変だと思ったことは一度もない」という人ももしかしたらいるかもしれないが、そういう人はものすごく環境に恵まれているか、ものすごく育児が向いているのか、もしくはその両方なのだろう。

あなたの育児の一端しか知らない人の心無い言葉にまどわされるな

私は幸いにもまわりの人に恵まれている。

実母や義母は、励ましはしても、私の育児に口を出すことはしないでいてくれる。 旦那も私のことを労ってくれるし、できる範囲で育児に協力してくれる。

この世の中きっと私のようにまわりに恵まれてる人ばかりではないだろう。もしまわりの人があなたの育児や人格を否定するようなことを言ってきたとしても、そんな心無い言葉にまどわされてはいけない。

あなたの育児の一端しか知らない人に、あなたの育児を評価する資格なんてないのだから。 もしもまわりに頼れる人がいなくて辛いときには、無料の電話相談窓口があるので利用して欲しい。

子育てホットライン ママさん110番

社会福祉法人日本保育協会が運営しているママさん110番。

子育ての悩みについて話を聞いてくれるので、誰にも相談できない方は一度電話相談してみよう。相談料は無料。

TEL:03-3222-2120

相談時間:月~金 10時~16時

公式ホームページ:http://www.nippo.or.jp/

追記:娘が1歳を過ぎて

うちの娘も1歳になりました。

このブログは生後1ヵ月のときに書いたものですが、まあえらそうに色々と書いてますね(笑)

娘が1歳になった今、我が家は「育児が大変な時期」を迎えています。そしておそらくこれからどんどん大変になっていくだろうことが目に見えています…(笑)

今「育児が大変じゃない」という人も、「育児大変過ぎる!」という人も、時が経てば状況は変わってくるかもしれません。

うちの旦那は割と育児頑張ってくれてる方ですが、それでも私は足りなくて、不満があります。そんな不満を↓の記事にぶちまけたので良かったら読んでみてくださいね^^

https://mum-blog.net/dannakajiikujishinai/

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA