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つわりが終わらない。ケトン+2入院寸前で死にかけた私の体験記

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妊娠中、つわりの症状は50~80%の人にあらわれるという。結構な高確率だが、偶然私のまわりにはつわりの重かった人がおらず、私も大丈夫だと勝手に思っていた。

ところが実際妊娠してみると、想像を絶するつわりの症状に苦しめられることになった。「もうつわりで苦しみたくないので、妊娠したくない」と思うほどだ。

そんな私の壮絶なつわり体験記を書いてみたので、良かったら読んでいって欲しい。

地獄の幕開け。吐きづわりとよだれづわりのWパンチ

「つわりかな?」と思われる症状は、早くも妊娠4週目からあらわれた。普通なら生理の遅れにさえまだ気が付かない頃だ。風邪もあまりひかない自分が、珍しく原因不明の体調不良。「もしかして」と妊娠検査薬を試してみたところ、あっさり陽性だった。

最初は軽い吐き気と、こみあげてくるげっぷと、ふらつき、微熱が主な症状だった。ところが8週目を過ぎたころから、つわりは急激にひどくなりはじめた。

典型的な吐きづわりで、とにかく気持ち悪いのだ。一日中、乗り物酔いをしているような吐き気とだるさ。はっきり言って、仕事や家事どころの話ではない。食欲もないし、起き上がったり風呂に入ったりするのでさえしんどい。

起床後、吐く。歯を磨いたら吐く。水を飲んだら吐く。立ち上がると吐く。横になっても吐く。車に乗って吐く。帰宅してすぐ吐く。胃の中に何も入っていなくても、胃液や胆汁を吐く。とにかく四六時中、ところかまわず吐いていた。ビニール袋が手離せない。睡眠中だけが、地獄のような吐き気から解放される唯一の時間だった。

追い打ちをかけるように、吐きづわりと合わせて、徐々によだれづわりの症状が出始めた。

よだれづわりはレアタイプだそうなので、知らない人もいるかもしれない。次から次へと唾液がなみなみあふれてくるのだ。飲み込むことができずに、おぼれてしまいそうなほどだった。なので空のペットボトルやコーヒー缶、ビニール袋等に吐き出した。ひどいときは、280mlの缶が15分でいっぱいになるほどだった。

つわりピーク時は水も飲めない。5㎏痩せ、ケトン+2を検出

妊娠12週頃、つわりの症状はピークに達していた。固形物はおろか水さえ満足に飲めない。なめるようにして少しずつ水分をとる。胃液と唾液を吐き続けながら寝込む日々。

軽い脱水症状のせいか、水分がとれないと吐き気が増す気がした。そこで産婦人科で相談して、点滴を打ってもらうと少しマシになった。私と同じように、水も飲めない状態の妊婦さんがいたら病院で点滴をお願いしてみるといい。病院の方針にもよるだろうが、ケトンが出ていれば普通に打ってくれると思う。

それから頭を高くして寝るのも、吐き気が少しおさまってラクだったので試してみて欲しい。掛け布団を丸めたり、枕を積み上げたりすれば手軽にできる。通販で買った、授乳クッションにもなる抱き枕を使うのが私は一番しっくりきた。腰あたりから程よい傾斜をくれてかなり寝心地が良かったので紹介しておく。

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感想(55件)


つわりピーク時、体重は妊娠前より5㎏落ちた。さらに病院の定期検診の尿検査では+2が出た。入院こそしなかったものの、結構ひどいつわりだったと思う。

ただそれでも赤ちゃんは元気な様子だった。この時期、食べられなくなってしまっても赤ちゃんには影響がないらしい。それがせめてもの救いだった。

安定期なのにつわりが終わらない

「安定期に入ると胎盤が完成するのでつわりが終わる」という話をどこかで聞いて、安定期まで指折り数えて毎日を過ごしていた。

ところがいざ16週目の安定期に入ってみると、つわりが終わらない。このときは一番絶望して泣いた。「胎児は母親が死んだらその時点で生きていけないのに、どうしてこの子は母体に死ぬほどのダメージを与えてくるんだろう」と泣きながら思った。

これもどこかで聞いた話だが、出産するまでつわりが続く人もいるということを知った。私ももしかしてそのパターンなんだろうかと暗い気持ちになった。

この頃ネットでつわりの体験談を読み漁っていたが、絶賛つわり中の妊婦への励ましとして「つわりはいつか終わるから頑張って☆」的なフレーズを死ぬほど見かけた。「いつかじゃ困るんだよ!!今すぐ終わらせたいんだよ!!これ以上体も心も持たないんだよ!!」と心底腹が立ったのを覚えている。

20週目の終わりごろ、吐きづわりが徐々に終息。よだれづわりは続行

終わらないと思っていたつわりだが、20週目の終わりごろ、少し症状が軽くなっていることに気が付いた。四六時中吐いて食欲もなかったのが、朝だけスッキリしていたり、食べる量が増えたりして、一進一退しながら終息していった。「出産まで続かなくて本当に良かった」と胸をなでおろした。

一方でよだれづわりは相変わらず続き、結局出産するまで終わらなかった。私の場合、吐きづわりよりは症状も軽かったので、不快ではあるものの一応我慢できた。振り返ってみると、陣痛が始まった頃から急激に唾液の量が収まったような気がする。つわりのはっきりとした原因は今でも不明らしいが、やっぱりホルモン変化の影響という説が有力だと個人的には思う。

つわりの方が出産よりつらかった

よく「つわりと出産、どっちがつらいか」という議論をネットで見かける。

私は断然つわりの方がきつかった。出産も陣痛開始から36時間かかってそれなりにつらかったが、それでもつわりに苦しんだ4ヶ月間と比べれば天と地ほどの差がある。

出産体験記はこちら>>出産レポ~陣痛&分娩の痛み・産後の体と心・赤ちゃんについて~

私の中で、つわりは「人生でつらかったことランキング」2位に見事ランクインした。ちなみに1位は新卒の会社での営業まわり、3位はしごかれまくった学生時代の部活動である。

つわり中になんとか食べられたもの・飲めたもの

最後に参考まで、つわり中になんとか食べられたもの・飲めたものを列挙してつわり体験記を締めくくりたいと思う。

<食べ物>

いちご、パイナップル、ウィダーインゼリー、たらみのももゼリーとぶどうゼリー、白米、コンビニのおにぎり(昆布、焼きサバ、鶏の炊き込みごはん)、いなり寿司、ガム、ガリガリくん、冷たいうどん、カロリーメイトブロック、マリービスケット

<飲み物>

オロナミンC、レモンティー、りんごジュース、いろはす桃、CCレモン、ウーロン茶、ウィルキンソンのレモン、メロンソーダ、アクエリアスレモン

以上。少なっ。

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